世界各地で行われる予選を勝ち抜いた24ヵ国若き代表たちが集結し、17歳以下の世界一を決めるFIFA U-17 ワールドカップが2017年10月6日からインドにて開幕する。
2015年大会では、決勝でナイジェリアがマリを下し、2大会連続5回目の優勝を果たした。過去この大会からビッグクラブへ移籍する選手も多くいるため、未来のスーパースターを発掘すべく、世界中の名だたるビッグクラブのスカウト達も注目する。
日本代表は、AFC U-16選手権インド2016でベスト4に進出し、2大会ぶりに本大会への出場権を獲得した。チームを率いる森山佳郎監督の掲げた目標は「ファイナリストになり、世界での7試合を戦うこと」。日本が世界大会のファイナル進出を目指すとなると、単なるスローガンにも聞こえてしまうかもしれないが、選手の肌感覚は違う。FW久保建英(FC東京U-18)が「具体的に想像した中で口にしている目標」と言うように、この目標が単なる夢物語だと思っている者はいない。
目指すは世界での7試合。簡単な目標でないことは言うまでもないが、別に非現実的な夢物語でもない。地に足を着けながら、一戦一戦を突破するうちに見えてきても不思議ではないターゲットである。2000年以降に生まれた選手で構成される新世代の日本代表の戦いが、幕を開けることとなる。
