新シーズンから1部復帰を決めたブンデスリーガのシャルケは、新たな日本人選手を獲得する可能性があるようだ。6月26日付で現地メディア『WAZ』が伝えている。
その日本人選手というのは、21年12月に契約満了で京都サンガF.C.を退団した21歳の上月壮一郎だという。退団後、約2か月の空白期間を経た後、今年2月にドイツ5部のデューレンに加入。主力として活躍し、11試合で5ゴール・5アシストという活躍で4部昇格に貢献。その働きがシャルケの目に留まったという。
現在はシャルケのU-23チームのトレーニングにテスト生として参加しているという。25日に行なわれた3部メッペンとの練習試合(1-0)には後半から出場し、存在感を発揮したようだ。
「シャルケではしばしば日本人選手の発掘が行なわれ、シャルカーの中では今も内田篤人を懐かしむ人が多い。そしてつい最近は、昇格のヒーローである板倉滉の喪失に対する感情の整理をしなければならなかった。その穴を埋める存在が、もう一人生まれる可能性があるようだ。
U-23のヤコブ・フィンベル監督は『コウヅキはここ数日、我々と一緒にトレーニングしている。今、彼が試合に参加しているのを見るのは嬉しいことだ』と我々に語った。水曜日に行なわれるションネベックとのテストマッチにコウヅキが参加するかは次のトレーニング次第のようだ」(『WAZ』)
上月はデューレンとの6月末までの契約を残しているという。果たして、同クラブにとって3人目の日本人選手が誕生するのか。今後の動向が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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