FC東京は28日、元日本代表FW仲川輝人が横浜F・マリノスから完全移籍加入することを発表した。
30歳の仲川は専修大学卒業後の2015年に横浜FMでプロキャリアをスタート。2016年にFC町田ゼルビア、2017年にアビスパ福岡に期限付き移籍すると、2018年に横浜FMに復帰して明治安田生命J1リーグ24試合9ゴールと躍動した。
そして2019シーズン、エースとしてJ1リーグ33試合15ゴールをマークして優勝の立役者に。同年にはJリーグ最優秀選手賞、ベストイレブン、得点王の個人賞3冠を達成した。
また、2022シーズンはローテーションを組むチームの中で31試合7ゴールをマーク。2年ぶりのJ1制覇に大きく貢献している。
キャリアの中で初の完全移籍を決意した仲川は、FC東京の公式サイトを通じて「勝者のメンタリティを持って戦い、クラブの目標を達成するため全力を尽くしますので、応援よろしくお願いいたします」とコメントした。
また、横浜FMに対しては以下のように述べている。
「 横浜F・マリノスに関わるすべての皆さんへ。2015年から8シーズン過ごした横浜F・マリノスを離れる時がきました。振り返ると、加入してからしばらくは思うように活躍することができず、もどかしい日々が続きました。ただ、大ケガを負った自分と契約をしてくれた横浜F・マリノス。そして、何よりどんな時でも支えてくれたファン・サポーターの皆さんに恩返しをしたい一心で、自分なりに日々全力で走り抜けてきました。どれだけその恩を返すことができたか分かりませんが、マリノスファミリー全員で勝ち獲った2度の優勝は、自分のなかで一生残る大切な宝物です」
「自分にとって横浜F・マリノスは、チームが一丸となりひとつの方向へ進むために、どのような振る舞いをするべきかなど、選手としてだけでなく、人としても大きく成長させてくれたとても大切な場所です。横浜F・マリノスに関わるすべての人たちの存在がなければ、いまの自分はありません。この8年間、歴史と伝統あるクラブの一員として、共に戦えたことをとても誇りに思います。今度は対戦相手となりますが、またお会いできることを楽しみにしています。マリノスファミリーの皆さんには、感謝してもしきれない想いでいっぱいです。本当にありがとうございました」
記事提供:Goal