[J1・第2ステージ開幕戦]広島 3-0 磐田 7月2日/Eスタ
昨季王者の広島が、連覇へ向けて第2ステージを白星で飾った。勝利の立役者となったのは、柴崎晃誠だ。
【PHOTO】広島が第2ステージ好発進! 柴崎が技あり2発
1点目は19分、ピーター・ウタカの落としからハーフボレーをゴール右に叩き込んだ。ややアウトにかけて右足を振り抜くミートが難しいシュートだったが、スピンのかかった弾道が一直線にゴールネットに突き刺さった。
さらに32分、やはりP・ウタカのスルーパスに反応した柴崎は、GKと1対1の場面を迎えると、利き足とは逆の左足に持ち替えて、GKの股を抜く技ありシュート。これがゴールネットを揺らし、広島が2点をリードする。
「アウェーではなにもさせてもらえなかった相手。ホームでは絶対に勝ちたかった」という柴崎。21歳の浅野拓磨にアーセナル移籍の噂が浮上し、中堅どころの塩谷司がオーバーエイジとして、浅野とともに五輪出場が決定。若手・中堅の話題が上がるなかで、この日は8月で32歳を迎えるベテランが輝きを放った。
一方、移籍報道でさらに注目が集まる浅野は65分に佐藤からのパスに抜け出し、決定的なシュートを放ったものの、これは相手GK志村の好セーブに遭い、ゴールならず。しかし、そのこぼれ球を拾ったP・ウタカの3点目につながった。浅野は幾度かのシュートチャンスがあったものの決め切れず、この日はノーゴールに終わっている。
移籍に関しては近日中になんらかの進展があるとされる浅野。広島のユニホームを着てのプレーはあと何回見られるだろうか。
記事提供:サッカーダイジェストWEB