新型コロナウィルス感染が世界的に拡大し、サッカー界も大きな影響を受けている。Jリーグや各国のリーグ戦は観客を入れない、あるいは大幅に制限をするなどしてなんとか再開に漕ぎ着けたが、代表戦については厳しい状況が続いている。EUのように比較的隣国との交流が容易な地域は少しずつ再開の目処が立ってきているが、四方を海に囲まれた日本は行くにしても呼ぶにしてもまだまだハードルが高く、フル代表の試合は昨年末のE-1選手権まで遡らなければならない。ここに来てようやく11月にオランダで2試合、親善試合が開催されることになり安堵の空気が広がりつつあるが、国内で声を張り上げ、SAMURAI BLUEを応援できるような日が来るにはまだ時間が必要だろう。
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そんなモヤモヤが続いている中で、サッカー日本代表ファンなら間違いなく興味を惹かれる映像コンテンツをお届け出来そうだ。『SAMURAI BLUEのために今だから話せること ROAD TO QUATAR 2022』と題されたこの作品、名波浩、中澤佑二、遠藤保仁という日本代表の中核を担ってきたレジェンド達の鼎談をまとめた映像なのだが、タイトルから硬派な解説主体の番組を想像してしまったら、それは間違いだ。3人がとてもリラックスした中で進む日本代表談義は今まで知られていなかったエピソードが目白押し。年長である名波がリードしながら中澤、遠藤が合わせていく形で会話は進むのだが、「それ、言っちゃって大丈夫なの?」と心配してしまうような話も多く、終始楽しく賑やか。第一回はドーハの悲劇を経て彼岸のW杯初出場となった1998年のフランス大会を振り返る。
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ジョホールバルの歓喜を経て初のW杯本大会に挑戦することとなった当時の日本代表、10番を背負った名波浩はまさに攻守の要であり、チームを引っ張る存在だったが初戦のゲーム直前に世界との差を痛感した名波のエピソードは予想外過ぎて聞いている二人も驚きを隠せない。だが、「それを日常的に経験するためにイタリアに行った」という述懐は国際経験に飢えていた当時のリアリティを感じさせる。
後に日本代表で中心選手となる中澤と遠藤だが、当時の2人がジョホールバルやフランス大会をどういう気持で見ていたか、と聞かれての反応も実にユニーク。また、大会直前に大きな話題となった「カズ代表落選」についても、メディアでは語られていないような裏側のエピソードを聞くことが出来る。20年以上前の話が中心ではあるが、現役選手である遠藤や解説者、指導者としてバリバリ活躍する中澤や名波本人が語っているため、若いファンが聞いても十分に楽しめるはずだ。
このコンテンツの全編は、LEGENDS STADIUM×SOCCER KINGのコラボページにて掲載中。安全とプライバシーに配慮され、高速表示や広告非表示が特徴のBRAVEブラウザを無料ダウンロードすることで視聴することができる。今回はフランス大会までであったが、次は2002年の日韓W杯、そしてその続きも準備されている。ぜひ全編チェックして頂きたい。
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