史上初の『兄弟対決』は完成度で勝るSAMURAI BLUEがU-24日本代表を3-0で一蹴

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史上初の『兄弟対決』は完成度で勝るSAMURAI BLUEがU-24日本代表を3-0で一蹴

2021.6.4 ・ 日本代表

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3日、日本代表(A代表)とU-24代表の試合が札幌ドームで行われた。試合はA代表が貫禄の勝利。3対0で若いチームを一蹴し、強さを見せつけた。


ジャマイカ代表が渡航トラブルで一部の選手しか来日できず、急遽組まれた一戦。スタメン、A代表はGKシュミット・ダニエル。最終ラインは右から室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都。ダブルボランチは橋本拳人と守田英正。2列目に右から原口元気、鎌田大地、南野拓実。ワントップに大迫勇也が入った。


対するU-24代表はGK大迫敬介、最終ラインは右から菅原由勢、橋岡大樹、町田浩樹、旗手怜央。ダブルボランチは板倉滉と中山雄太。2列目は右から三好康児、久保建英、遠藤渓太。ワントップに田川亨介の布陣でスタートした。


開始早々、A代表がU-24代表のゴールに襲いかかる。前半2分、鎌田のコーナーキックをニアサイドで大迫がヘディング。ファーサイドに走り込んだ橋本が左足で合わせ、兄貴分のA代表が先制点を奪った。


U-24代表、最初のビッグチャンスは前半20分。久保のパスに抜け出した田川がシュートを打つが、ゴール右に外れた。その後、U-24は久保が攻撃の中心として躍動。しかし、なかなかゴールを割ることはできない。


前半30分には久保がドリブルを仕掛けて倒され、FKを得ると、自ら左足で狙うが、ゴールの枠を外れた。


前半41分、A代表が決定力の高さを見せつける。南野がヘディングで落としたボールに反応した鎌田がゴール正面から左足を振り抜き、ゴール右に流し込んだ。


A代表が2点リードで前半を折り返すと、後半開始から、A代表はシュミット、鎌田、南野、原口、長友を下げて、中村航輔、伊東純也、浅野拓磨、古橋亨梧、小川諒也を送り込んだ。


一方のU-24代表は大迫、久保、中山、遠藤に替えて、沖悠哉、前田大然、田中碧、相馬勇紀を投入した。


後半7分、A代表は伊東とのコンビネーションで小川が抜け出すと、ゴール前にクロスを入れる。浅野が滑り込んで合わせると、一度はGK沖に防がれたが、こぼれたボールを豪快に蹴り込んで3点目を奪った。


後半12分、U-24代表は田川を下げて林大地を投入。A代表は後半17分に橋本、大迫に替えて、川辺駿、坂元達裕が入った。


後半26分、A代表は守田に替えて昌子源を送り込む。一方のU-24代表は後半28分、三好に替えて堂安律。後半33分には旗手、板倉に替えて、古賀太陽とオーバーエイジ候補の遠藤航がピッチに立つ。


さらにA代表は後半36分、室屋に替えて、山根視来を送り込んだ。


U-24代表は途中出場の田中、堂安、林のチャンスメイクでゴールに迫るが、決定打を欠いた。結局、3対0でA代表が勝利し、格の違いを見せつけた試合となった。


試合後、森保一監督は「ワンチーム2カテゴリーで世界で勝っていくことを目指してチーム作りをしている中、最後まで勝ち、局面の戦いにこだわって、良い試合を届けられた。コンセプトの確認、配置の確認など試すことができて、有意義な試合だった」と振り返った。


オーバーエイジ候補が合流し、東京五輪を目指すU-24代表の次戦は5日(土)、U-24ガーナ代表との試合が行われる。試合は19時25分キックオフ。フジテレビ系列にて全国生中継(一部地域除く)される。


A代表の次戦は6月7日(水)、W杯アジア二次予選のタジキスタン戦が行われる。試合は19時30分キックオフ。TBS系列、NHK-BS1にて全国生中継される。



写真提供:getty images

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