日本時間14日、FIFAフットサルワールドカップの初戦が行われ、日本はアンゴラと対戦。試合は日本が終始先手を取り、8対4で快勝。大事な初戦で勝ち点3を手に入れた。
2012年以来、2大会ぶりに日本が出場するワールドカップ。リトアニアで行われる今大会、日本はアンゴラ、スペイン、パラグアイと同組に入った。
初戦の相手はアンゴラ。日本のブルーノ・ガルシア監督が送り出したスタメンは、GK関口優志、キャプテンの吉川智貴、清水和也、逸見勝利ラファエル、オリベイラ・アルトゥールのセットでスタートした。
立ち上がりから日本が素早いプレス、複数のセットをローテーションする試合運びで主導権を握ると、前半13分にはブラジルからの帰化選手、アルトゥールが右足を振り抜き、ゴール左に流し込んで先制する。
直後には星翔太のループシュートがクロスバーに当たり、跳ね返りを室田祐希が押し込んで2点目。リードを広げる。
アンゴラはジョー、マノセレ、プラドといった、個人技に長けた選手を中心に攻勢に出ると、前半19分、ゴール前で逸見のボールをマノセレが奪い、パスを受けたグーガがゴールに流し込み、1点差に詰め寄る。
嫌な流れを断ち切ったのが、先制ゴールのアルトゥールだった。前半終了間際、アルトゥールが倒されて得たフリーキックを、自ら決めて3対1。良い時間帯にゴールを決め、ハーフタイムに突入した。
しかしアンゴラも意地を見せる。後半開始直後、キックインからファーサイドのグーガが押し込んでゴール。再び1点差とする。
次の1点を奪ったのは日本だった。後半3分、コーナーキックからアルトゥールがボレーシュートを突き刺して4対2。昨年12月、日本に帰化したアルトゥールのハットトリックで、アンゴラを突き放す。
後半4分にはアンゴラがマノセレ、グーガとパスをつなぎ、日本のオウンゴールを誘うが、後半5分には星翔太のパスを受けた星龍太がゴールに突き刺して5点目を奪うと、直後には西谷良介が相手のパスをインターセプトし、無人のゴールにシュート。6対3にリードを広げた。
後半9分、アンゴラはカルアンダのゴールで6対4に迫ると、残り時間5分を切ったところで、GKをフィールドプレイヤーに替え、パワープレーを仕掛ける。しかし日本は逆手に取り、高い位置でボールを奪うと、アルトゥールが決めて7対4。
終了間際にはアンゴラGKの交代の隙を突き、星が無人のゴールに蹴り込んで8対4。終盤に突き放した日本が大事な初戦で勝利し、グループリーグ突破に弾みをつけた。
日本の次戦の相手は、過去2度の優勝経験を持つスペイン。グループ最大の強敵との試合は、17日(金)24時キックオフ。試合はJ SPORTS、J SPORTSオンデマンドで生中継。BSフジとABEMAで録画中継される。
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