湘南ベルマーレでプロキャリアをスタートさせ、浦和レッズ、シント・トロイデン、シュツットガルトと順調にステップアップしてきた遠藤航。現在、29歳とサッカー選手としてもっとも良い時期を迎えていると言って良いだろう。前回ロシアではメンバーには選ばれたものの、出場することなく大会を終えているが、カタールW杯については現在の活躍ぶりからすれば、怪我でもない限り中心メンバーとしてプレイすることはほぼ間違いないだろう。
ロシアW杯の決勝トーナメントでは強豪ベルギーを一時はリードしながら、結果的に逆転負けを喫してしまった。8強進出という日本代表が掲げる目標に片手がかかりながらも、最後の最後で逃してしまうという非常に残念な試合だったが、8強進出が現実的な目標となったたことも間違いない。カタールではドイツ、スペインという強豪2チームと互角以上の試合を求められるプレッシャーはあるだろうが、ファンとしては試合が待ち遠しいのも事実だ。
そしてW杯以降の遠藤航も楽しみである。シュツットガルトでの活躍はしばらく続きそうだが、これまで得た大きな経験を元に他のリーグに挑戦するかもしれないし、Jリーグに戻ることもあり得る。本人もこのインタビュー動画で触れているが、ベルマーレにもレッズにも深い愛情を持っていて、J復帰なら古巣は有力候補となりそうだ。将来についても興味深い発言をしている。古くから彼を応援しているファンにもぜひチェックしていただきたい。
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