8日、U-16インターナショナルドリームカップが仙台で行われ、U-16日本代表がU-16韓国代表と対戦。若年層の日韓戦は、若き日本が韓国を3対0で一蹴。攻守に強度の高さを見せつけ、初戦を勝利で飾った。
来年開催される、U-17W杯を目指すU-16日本代表。この年代を長く率いる森山佳郎監督がピッチに送り込んだのが、GK後藤亘、最終ラインは右から柴田翔太郎、永野修都、山田佳、小杉啓太。ダブルボランチが中島洋太朗、矢田龍之介。右に杉浦駿吾、左に山本将太。2トップにキャプテンマークを巻く徳田誉と磯﨑麻玖が入る、4-4-2でスタートした。
先制ゴールを奪ったのは日本。前半7分、コーナーキックの跳ね返りを中央に送ると、徳田のコントロールが流れたところを矢田が押し込み、日本が先手を取る。
その後も日本は、前線からの激しいプレスで韓国の前進を阻止すると、奪ったボールをリズムよく動かしていく。
前半40分には徳田が起点となり、右サイドを鮮やかに崩すと、杉浦のクロスを磯崎が頭で流し込み、2点目を奪取。韓国を突き放す。
2点のリードを得た日本は、後半開始から磯崎に替えて佐藤龍之介を投入。左サイドに入り、山本が2トップの一角へ移動した。
すると後半6分、右サイドで存在感を放っていた杉浦が高い位置でボールを奪うと、中央へドリブルでカットイン。左足を振り抜き、ミドルシュートを流し込んだ。
鋭い出足でボールを奪い、素早くゴールに迫る日本が試合を制圧すると、時折訪れる韓国のチャンスは、GK後藤が再三の好セーブでゴールを死守する。
後半14分、日本は先制ゴールの矢田に替えて、山本丈偉を送り込む。さらに後半26分には徳田、山本、杉浦に替えて、道脇豊、森田皇翔、名和田我空と、攻撃の選手を一気に変更。後半35分には中島、柴田に替えて、本多康太郎、松本遥翔を投入する。
選手を替えても、プレーテンポが落ちない日本。最後まで素早いプレスとアグレッシブな守備を貫き、危なげない試合運びで終了のホイッスルを聞いた。
試合後、森山監督は「このキャンプ自体、ボールを刈り取る、ゴールを奪いに行くところを全面に出そうというところで、先制点が奪えて、厳しくなったところで追加点が奪えた」と、満足そうに振り返った。
次戦の相手はU-16ウルグアイ代表。試合は10日(金)18時キックオフ。試合はCSテレ朝チャンネル2で生中継される。