プレミアリーグ開幕戦を終え、アーセナルのディフェンスラインの陣容に大きな注目が集まっているようだ。
昨夏には冨安健洋とベン・ホワイト、そして今夏にはウィリアム・サリバの復帰とオレクサンドル・ジンチェンコを獲得したアーセナル。5日行われたプレミアリーグ開幕戦では、右からホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティアニーの4バックを採用し、クリスタル・パレス相手に2-0とクリーンシートで勝利を収めた。
この試合で大きな注目を集めたのは、21歳のフランス代表DFサリバ。2019年に加入するもしばらくはレンタルでの生活が続いたが、昨季マルセイユで大ブレイク。そしてプレミアリーグデビューとなったパレス戦では『スカイスポーツ』のマン・オブ・ザ・マッチに輝き、解説者ギャリー・ネヴィル氏には「若い頃のリオ・ファーディナンドを思い出したよ」と絶賛されている。
地元メディア『football.london』は、「アーセナルのベストメンバー入りを保証された選手」とし、「この21歳は中心メンバーとなるかもしれない」と評価している。
しかしパレス戦では、冨安が負傷で欠場したことにより、右サイドバックには本職センターバックのホワイトが起用されている。同メディアは「もちろん冨安健洋が完全に復調し、再びプレーできるようになれば、興味深いシナリオが待っている」とし、以下のように分析した。
「(指揮官ミケル)アルテタは、すぐさまこの信頼できる日本代表を呼び戻すのだろうか? もしそうであれば、ホワイトはどうなるのだろうか? 昨夏の高額な移籍金により、このイングランド代表DFはアーセナルの守備陣の中心的な存在になることが予想された」
「しかし、サリバの復帰が状況を一変させている。特にワールドカップへ向け、ローテーションは鍵となるだろう。トップ4入を果たすには、安定したパートナーシップが重要だ。サリバは、4バックのスタメン定着へ順調に進んでいるだろう」
記事提供:Goal