ハリルホジッチ就任後、全試合に出場している宇佐美の今大会は随所に良いプレーもみられたが、結果的にゴールを奪えず終いと不完全燃焼に終わった。
ただし、本田、香川らがいない状況で攻撃に変化をつけられる貴重な存在であることも事実で、度々チャンスには絡んだし、相手チームにとって危険な存在であった。惜しいシュートもあり、サイドバックに入った米倉をフォローし、しっかり守備をこなす場面もあった。
9月のW杯予選には欧州組が帰還する。ただし、彼らの調子が常に万全ということはないし、アジアの戦いは独特だ。ACLを含めてアジアでの戦いを経験している宇佐美の方が適したプレイ、戦い方を知っていることも多かろう。シンガポール戦以来つきまとうモヤモヤ感を一番感じているはず。爆発を期待したい。