日本時間18日、FIFA U-20女子W杯のU-20女子日本代表対U-20女子アメリカ代表の試合が行われ、日本が3対1で勝利。グループステージ3連勝で、準々決勝進出を決めた。
引き分けで首位通過。1点差の敗戦でも準々決勝進出が決まる日本。第2戦からスタメン5人をチェンジして臨んだ。
GK大場朱羽、最終ラインは田畑晴菜、石川璃音、キャプテンマークを巻いた長江伊吹。右に杉澤海星、左に小山史乃観。中盤の底に大山愛笑、右に藤野あおば、左に岩﨑心南。2トップに山本柚月、松窪真心が入る、3-5-2でスタートした。
日本は初戦同様、守備時に5バックを形成し、アメリカの3トップを封じにかかる。アメリカの個の強さに対し、後手を踏む場面が増えるが、GK大場、3バックの田畑、石川、長江を中心に粘り強く対応する。
攻撃では山本、松窪の2トップに藤野、岩崎が絡んでアメリカゴールに迫るが、ラストパスの精度を欠き、決定的な形を作るまでには至らない。
スコアレスで前半を折り返すと、日本がアメリカの隙を突いて先制点を奪う。後半10分、山本が相手センターバックからボールを奪うと、ゴール前の松窪へスルーパスを送る。ボールを受けた松窪が鮮やかな切り返しで相手をかわし、左足でシュートを流し込んだ。
先制ゴールで勢いに乗る日本は山本、大山が立て続けにシュートを打つなど、チャンスを作り出していく。
後半20分、山本、大山に替えて、浜野まいか、天野紗を投入。すると直後の後半22分、コーナーキックのボールを繋ぎ、ファーサイドの小山が左足を振り抜いて、強烈なシュートを突き刺した。
2点のリードを得た日本だが、後半25分、途中出場のジャクソンにサイドからのクロスを押し込まれて2対1。1点差に詰め寄られてしまう。直後の後半26分、藤野に替えて土方麻椰がピッチに入った。
後半43分には、長江の浮き球パスを田畑が頭で押し込み、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。しかしVARでゴールが認められ、日本が試合を決定づける3点目を奪った。
後半45分には松窪、岩崎に替えて島田芽依、吉田莉胡が入った。後半アディショナルタイムには、途中出場の島田が強烈シュート。クロスバーを直撃するなど、日本は攻撃の手を緩めない。
最後まで集中を切らさず戦い抜いた日本が、アメリカに3対1で勝利。この結果により、日本が3連勝で堂々の1位通過。2位がオランダ、3位アメリカ、4位ガーナとなった。
史上初の連覇を狙うヤングなでしこ。準々決勝でナイジェリア、フランス、韓国のいずれかと戦うことになる。
試合は22日(月)11:00 キックオフ。J SPORTS2で生放送、J SPORTSオンデマンドで生配信される。また、BSフジで25:34~28:00に録画放送される。
写真提供:getty images