勝ち点3を取りにいったリトルなでしこだったが、ブラジルを攻め切れず0-0のドローという結果でグループリーグ初戦を終えた。守備はしっかりブラジルの速攻に対応出来ていたが、攻撃面でフィニッシュに課題が残った。初戦ということで慎重になリ過ぎたのか、思い切りを欠くプレイが目立った。試合終了後にMF松田紫野、MF森田美紗希、GK大場朱羽に話を聞いた。
MF 松田紫野(日テレ・メニーナ)
「初戦の難しさがあって初めの方は緊張していて、プレイが硬くなってしまって思うようにいかなかったんですけど、前半の途中から段々と自分達が得意とするパス回しがうまく出来るようになって、相手を圧倒できました。ただ、やっぱりフィニッシュの部分で課題が出てしまったと思います。」
「スカウティングでは(ブラジルは)スピードやパンチ力があったり、ロングフィードが多いと聞いていたので、そこの準備をしようと守備全員で声をかけ合うことができたのは良かったです。まだまだ試合が続くのでここで落ち込まずに、次戦で勝ち点3を掴めるように準備していこうと(池田監督に)言われました。」
MF 森田美紗希(岡山県作陽高)
「試合中にもっと仕掛ければ良かったとかゴールを狙って相手を脅かすような選手になれればとか、結構後悔している部分はあります。」
―マンオブザマッチに選ばれることはイメージしていた?
「自分としてはあまりなかったんですけど、チームとして頑張れたことが一番良かったと思います。ビックリしました。(評価されたのは)ブラジルの弱みを突いて中盤でのターンであったり、ハードワークのところだと思います。」
GK 大場朱羽(JFAアカデミー福島)
「勝ち点3は取れなかったんですが、一人一人が全力を出し切って団結して無失点で抑えられたことはすごく良かったと思います。前半は割と攻められていたんですけど、後半は日本のペース(の時間帯)もかなり多くて、その中でもブラジルの選手はキック力やスピードがあるので前線の選手が背後に抜けるところのケアを意識していました。次はより良い試合をしてしっかり無失点で勝ち切りたいと思います。」
FIFA U-17女子ワールドカップ ウルグアイ 2018
グループリーグ第2戦 日本 vs 南アフリカ
11月16日(金)深夜26時 キックオフ予定(日本時間)
フジテレビNEXTで生中継
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