現地時間5日、UEFAチャンピオンズリーグはグループステージ第3節が行われ、グループEではチェルシーがホームのスタンフォード・ブリッジにミランを迎えた。
2試合を終えて1分1敗、いまだ今シーズンのCLで勝利のないチェルシーは、オーバメヤンの1トップにマウント、スターリングを2列目で起用。1勝1分のミランは古巣対決となるジルーの1トップをレオン、クルニッチ、デ・ケーテラーレの2列目がサポートする布陣で臨んだ。
立ち上がりからホームのチェルシーが鋭い出足でミランのビルドアップを奪ってカウンターを仕掛ける場面が目立つ。5分、ショートカウンターからマウントの枠を捉えたシュートはGKタタルシャヌが横っ飛びではじき出した。
22分、右サイドからのFKをゴール前フリーとなっていたチアゴ・シウヴァが頭で合わせる。しかし、これはコースが甘くGKタタルシャヌがゴール上へとはじき出した。直後のCKでもT・シウヴァが頭で合わせ、DFに当たって再びCKへ。するとこのCKでもT・シウヴァがダイビングヘッドで合わせると、GKタタルシャヌがはじいてこぼれたボールを最後はフォファナがゴール右へと流し込みチェルシーが先制する。
先制したチェルシーはその後も効率よくチャンスを作り、33分には浮き球パスに抜け出したマウントがGKタタルシャヌの頭上を射抜くループシュートでネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
プラン通りに試合を進めるチェルシーだったが、37分にアクシデントが発生。ゴールを決めたフォファナが足を痛め、チャロバーとの負傷交代を余儀なくされた。
なかなかチャンスを作れずにいたミランは前半終了間際、左サイドからカットインしたレオンがDF4人をかわし、最後はゴール前のデ・ケーテラーレが合わせるもGKケパが正面ではじく。さらにはこぼれ球をクルニッチが押し込むもゴール上へと打ち上げてしまう。
後半、1点を追うミランが前掛かりになるが、チェルシーもカウンターから追加点を狙う。迎えた56分、チルウェルの左クロスがファーサイドに流れると、逆サイドで拾ったリース・ジェイムズの低いクロスを、ゴール前のオーバメヤンが合わせてチェルシーが待望の追加点を挙げる。
さらに61分には、チルウェルのインターセプトからペナルティーエリア手前で受けたスターリングがエリア内右にラストパス。走り込んだR・ジェイムズがやや角度のない位置から右足を振り抜くと、強烈なシュートがミランゴールに突き刺さりチェルシーが3-0とリードを広げた。
まずは1点返したいミランは65分、デ・ケーテラーレとクルニッチを下げてガッビアとレビッチを投入。73分にはジルー、ベナセル、レオンを下げてポベガ、オリギ、ブライム・ディアスを投入するが、ジョルジーニョ、ハヴァーツ、ブロヤを投入し点差によって余裕の生まれたチェルシーがボールを保持してミランはなかなかチャンスが作れない。
最後までミランにゴールを許さなかったチェルシーが、3試合目にしてようやく今季CL初勝利を飾った。
■試合結果
チェルシー 3-0 ミラン
■試合結果
チェルシー:フォファナ(24分)、オーバメヤン(56分)、R・ジェイムズ(61分)
記事提供:Goal