今年も残すところあと10日となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、元日本代表MFのアグレッシブなプレーが思わぬ結果を招いた記事を再掲する。
記事初掲載:2022年9月18日
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新たな挑戦を求めた男にいきなり試練が与えられた。
現地時間9月17日に開催されたトルコリーグの第7節で、中島翔哉が入団したアンタルヤスポルがアダナ・デミルスポルとホームで対戦。0-3で敗れている。
前節のカイセリスポル戦(0-1)で新天地デビューを飾った中島は、0―1と1点ビハインドで迎えた59分から途中出場。その直後だった。
前線の左サイドでプレスを掛け、その勢いのままに敵の右SBヨナス・スベンソンにスライディングタックル。これが相手の足に入ってしまい、最初はイエローカードだったものの、オンフィールドレビューの結果、危険なタックルと判断され、レッドカードとなった。
プレー時間はわずか15秒ほど。記録上は2分で退場となったニューカマーにファンも辛辣。クラブ公式やこのニュースを伝えたSNSのコメント欄には、次のような批判の声が寄せられた。
「なんてことしてくれたんだ!」
「59分に入って61分に退場かよ」
「生涯レッドカードのなかった男が10秒で追放された」
「ハラキリだ」
「日本人で賢いはずだろ? どうしてこんなことをするんだ?」
「日本でさえ、この雰囲気では変わってしまうんだ」
「歴史上、こんな例はあるのか」
「もう契約解除してくれ」
プロキャリアで初のレッドカードを受けた中島。果敢な守備が裏目に出る結果となってしまった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
記事提供:サッカーダイジェストWEB