クロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルが来夏までRBライプツィヒを去る可能性は、さほど高くないかもしれない。クラブのマックス・エーバルSD(スポーツディレクター)が、カタール・ワールドカップ(W杯)で活躍した20歳の去就について言及した。
グヴァルディオルは、カタールW杯でクロアチア代表が臨んだ7試合すべてにフル出場。準決勝のアルゼンチン戦こそリオネル・メッシを抑えられなかったものの、ベスト16の日本戦、ベスト8のブラジル戦などPK戦にもつれ込んだ激戦では冷静でスピーディーな守備を見せるなどチームの準決勝進出に貢献し、2-1で制した3位決定戦のモロッコ戦では先制弾を挙げた。
カタールW杯で最も評価を高めた選手の1人と評価される20歳DFだが、これで一気に移籍市場の人気株に。大会前からパリ・サンジェルマンやバルセロナなどからの興味が伝えられていたが、ここ最近ではマンチェスターの2クラブやチェルシー、レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘンへの移籍報道が過熱し続けている。
しかし昨年夏にライプツィヒに加入したグヴァルディオルは、今年9月に2026年までの新契約を結んだばかり。クラブのエーバルSDも同選手の残留に強気のようだ。ドイツ誌『キッカー』で、獲得オファーについて「全部迷惑メールフォルダに入っている。“グヴァルディオル”、“オファー”とあったら迷惑メールに直行」と冗談を交えながらコメント。「なのでオファーはないよ」と笑った。
就任したばかりの同SDは、続けて「このような選手たちと今後一緒に仕事できて嬉しいし、それが半年間より長く続くことを望んでいる。だから、彼もこの先しばらくうちでプレーすることを願っているし、そうすると信じている」とも言及。今冬はもちろん、来夏の移籍市場においてもグヴァルディオルの獲得を目指すクラブは天文学的な金額を提示しなければいけないようだ。
記事提供:Goal